Pioneer Private A5

(1988年発売)

昭和末期〜平成初期にかけて大型コンポが流行っていました。(通称:バブルコンポ)
バブルラジカセと同じく、当時は卒業・入学祝に買い与えられた中高生が多かったものです。
高校生の時、同級生の家に遊びに行くと四畳半の部屋に巨大なROXY(ケンウッド)が置いてあったのを覚えています。

パイオニアからはPrivateシリーズがラインナップされていました。
この機種は88年モデルの中級機です。

入手エピソード

ハードオフで見かけて一目惚れしてしまいました。
バブル期を感じさせる真っ黒で大柄なボディ、満載された光り物、システムコンポながら
簡易的な一体型ではなく各コンポーネントが独立した高級感。
何箇所か不具合を抱えているようでしたが、楽観的な私はいつもの「何とかなるだろう」で購入してしまいました。

購入時の不具合箇所と対処内容です。
CDトレイ開いてもすぐに閉じてしまう →トレイ開閉検出用のリーフスイッチ清掃
右側のスピーカーが時々音が出なくなる。音量を上げると出る →リレースイッチ交換
左側のスピーカーが時々音が出なくなる。 →ヘッドホン端子基板がハンダクラック発生、再ハンダ

上記内容で完動品となりました。

各部の紹介


チューナー部とアンプ部。黒&金でまとめられた雰囲気が当時の流行を感じます。
電源を入れるとチューナー部のディスプレイに時刻や季節に応じたメッセージが表示されます。
時刻未設定だとWELCOMEメッセージ、時刻が設定されていれば「GOOD MORNING」「GOOD EVENING」等。
季節だとクリスマス、新年、バレンタイン…他にあったっけなあ。

全ての機器はアンプ部と専用コネクタで接続されており、音声信号と共にリモート信号もやり取りしています。
(リモコンの受信部はアンプに装備されている。)
出力は80W+80W。さすがにここまでの出力になるとボリュームは常時左下を向いています。ツマミは無論モータードライブ。

CDプレイヤーとはSPDIFで接続されており、DACはアンプ内で行っているようです。
そのせいか、コアキシャル端子がDAT用として用意されているためPCスピーカーとして使用するのに便利です。
これで中級機だというのですから、当時のゼネラルオーディオは豪華です。
右下のマイクレベル調整用のツマミは現在のオーナーである(後述)友人が紛失しました(怒)


グライコとカセットデッキ。グライコはボタンの数が多すぎてもういじる気が起きません。
装備されたスペアナは左右独立。いやー、こういう無駄な豪華さ。たまらない。

カセットデッキはドルビーNR B及びC対応。もちろん両デッキ共動作しますよ!


そして最下段で押し潰されそうになりながら踏ん張るのはCDプレイヤー。本機の場合はプレイヤー側ではDACを行わず、
CDの読み込みとアンプ部にデジタルデータの転送のみを行うトランスポートの役目を担っています。
そのため正確にはCDプレイヤーとは呼ばないのかもしれません。


スピーカーのボディーは木製です。ユニット周囲の金属製の輪がイカス(笑)


リモコンは後日別店舗のハードオフで入手できました。

このプライベートは購入後1年間、自室のメイン機として活躍していましたがバブカセのコレクションが増えてきたため維持が困難に。
手放すのは簡単ですが、出来れば他人ではなく知り合いに使って欲しいと思っていたところ
友人が結婚することになったため「結婚祝いにどう?」と訊いたところ居間のオーディオ機器が欲しいとの事で、
友人夫妻に引き取られていきました。
そのお陰でこうやって自分が手放した後も実物を見たり写真撮影できるのはありがたいことです。

いつかオプションの純正ターンテーブル(PL-X640)を入手してスピーカーとコンポの高さを揃えるつもり。
使う、使わないは重要ではありません(笑)

こんな感じで

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