SANYO PH-Z700

(1990年発売)
サンヨーセパレート機の中では最もレア(マイナー?)と思われるZ700型。
装備はZ300を簡素化したような感じですが、なかなかの実力派です。

入手エピソード

前所有者はCD動作不良、カセットデッキのフタが外れていることから廃棄を考えている様子だったので、一式お譲り頂きました。
CDはピックアップレンズの清掃とレーザー出力調整にて復活。
カセットデッキのフタは破損は無く単にアーム部分より外れているだけだったので内側より取り付け。
使用してみるとボリュームにガリが出ている上に時々左側スピーカーから音声が出ない事があったのですが、
ボリューム内部に接点復活剤を吹きかけることで解消しました。

各部の紹介


シンセチューナーのラジオ、メカニカルロジック・ドルビーNR B対応のカセットデッキ。
ディスプレイはコンセントがささっている限りバックライトが点灯し続けますが、RX-DT7のように電源on時とoff時で照明の明るさは変化しません。
ディスプレイ左下のSOUNDボタンを押すとNATURAL(緑)MILD(橙)VIVID(赤)で音質が切り替わります。
説明書によるとNATURAL:低音域から高音域までフラットな特性(クラシック等)、MILD:低音域を強調(ポップス等)、
VIVID:低音域と高音域を強調(ロックミュージック等)とあります。
VIVIDでディスコミュージックを再生してみましたが、なかなかの迫力・・・。
音質によって点灯する色が変わるのは遠くからリモコンで切替えた時の視認性が良さそう。


右下のボリュームはモータードライブ。左にあるVARIABLE TONEツマミで強調する音域の調整(高音域や低音域)が出来ます。
「KARAOKE MIC」端子も用意してあって、マキシーシングルについてくるボーナストラックのカラオケもバッチリだね。


CDトレイを開いた時はこんな感じ。
電子スイッチ化が進んだせいか、トップ部はスイッチの類が一切ありません。
他のサンヨーセパレート機と比較するとかなりトレイが大きいです。


トレイの内部には海外での使用に配慮してAMチューナーのステップ切替えスイッチが用意されています。
しかし、この機種は100V専用で乾電池稼動も不可。
変圧器を使用すれば海外の商用電圧での使用も可能ではありますが・・・。


スピーカー部。ウーハーとツィーターを装備。
3wayのZ300と比較すると装備が簡素化されていますが、それでも音質を聴いてみるとかなりの実力者です。


他のサンヨーセパレート機には無かった特徴として低音に合わせてZooSCENEロゴが点滅する事。
ズンッ(ピカッ)、ズンッ(ピカッ)、ズンッ(ピカッ)
うーむ・・・コレ、なかなか格好良いし視覚面で楽しませてくれます。


背面側。スピーカーケーブルがセパレード型ならではの装備。


大きな放熱板とプラスチックのダミーはZ300同様。
他にビートキャンセラ、LINE-IN端子。乾電池稼動は不可で、バックアップメモリ用の乾電池を単3×3本。


スピーカーの背面には仕様が刻印されています。
下のツマミは本体との連結固定用レバー。固定時はパチっとツマミを押し込みます。


マニュアルも入手できました。


確かにミニコンポ風ではあるのですが、「ZooSCENE」の名前がまだ生きている事、PH-Zシリーズである事、
その名に恥じない迫力ある音質。これは立派な「バブルラジカセ」です。
最後になりますがファンクション切り替えは「MODE」ボタンで行います。
同時期の他社製品も含めて「FUNCTION」ボタンが当たり前なので一瞬ファンクション切り替え方法がわかりませんでした。


久しぶりに当ページのコンセプトである「マイナー機」に出会えた気がします。
しかもその実力、侮りがたし。
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