SANYO PH-MG6

(1993年発売)
6連装CDチェンジャー搭載のCDラジカセ。
発売当時、かつて華々しいラインナップを誇った各社のCDラジカセも徐々に衰退化が進んでいる最中でしたが、
新技術をコスト削減目的ではなく、高性能化のために投入された「進化した機種」もわずかながら存在していました。
本機もその中の数少ない機種の1つと考えています。

修理作業

本体前面の操作スイッチの誤作動が酷い状態でした。
どのボタンを押しても本来の動作と異なる動きをするので使えたものではありません。
まずはタクトスイッチを購入しすべて交換することにしました。
普段であればメーカーより純正品を取り寄せているのですが、今回は数が多いので予算節約のために秋葉原で
似たようなスイッチを購入する事にしました。


初めて見る縦型のタクトスイッチが使用されています。(右下)
今まで無関心な部品だったけど、ある程度規格化されていて色々な種類があるんですねぇ。

全てのスイッチを交換した結果、操作系統は良好となりました。

各部の紹介


MG6の最大の特徴、それはやはり6連装CDチェンジャーでしょう。
CDが格納されているマガジンは緑色に点灯して使用者が認識できるようになっています。(画像では1,4,5にCDが格納されています)
左右に配置されているCDトレイ切り替えボタンを押すと、やや大きめの動作音を鳴らしながら内部でトレイの切替えを行います。


左:12cmCD用トレイ(Disk1〜3)
右:8cmCD用トレイ(Disk4〜6)

CDチェンジャー搭載ラジカセは、この当時だと本機の他にソニーのZSX-G7000・ZSX-5000、ビクターのRC-XC3・RC-XC5があります。
(正確にはもう少し後の登場のようだが)
それらの機種は3連装ですので、6連装はアドバンテージとなります。
但しDisk1〜3は12cmCD、4〜6は8cmCD専用となります。

更にライバル機は通常の機種と同じく横長なスタイルでデザインもなかなかのものですが、
PH-MG6は縦長で、スタイルはぼってりとした印象を受けます。


内部はこんな感じ。マガジンの中で出番を待つCD。
ピックアップはKSS-210Bでした。


ディスプレイはPH-PR900や910を彷彿とさせるやや強めのオレンジ色。
画像ではトレイ4にあるCDのトラック1を再生していることを意味しています。
ディスク挿入時に点滅したり、再生中クルクルと回転したりするPICTURE SIGNは実用性はともかくとして、
なかなか楽しいです。今だったらやるとしても液晶画面上のアイコンだろうなあ…。


AM放送を聴いていたら、どうも他の機種と違う感じで聞こえる。まさか!と思ってよく見てみたらやはりAMステレオ対応機でした。
ステレオ放送受信時は左下に小さく「ST」と表示されます。


カセットデッキはメタルテープ対応ですが、ドルビーNRは非搭載。
また、シングルデッキです。CD重視の機種ということですな。
とは言え、フルロジック、オートリバース、オートテープセレクタは搭載。


2way×2のスピーカー。音質としては十分なのですが、かつてのZOOSCENEシリーズと比べると、
ややこもった感じの印象を受けます。


背面側ヘッドホン端子とMIX MIC端子があるのみです。
電池ボックスは縦に2段。
銘板にはかつて中級機以下でおなじみだった「三洋電機貿易株式会社」の文字があります。


リモコン。型式はRB-MG6。

メモリーオーディオ全盛の今、CDチェンジャーというものを語るのは時代錯誤かもしれませんが
コレ、CD連続再生マシーンとしてまだまだ使い道があると思います。

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