SANYO WAVY23 (PHC-23)


三洋電機製の廉価MSX2。
初期型と後期型が存在しており、違いは本体色とロゴで、仕様はほぼ同じです。
(後期型の型番はPHC-23J)
仕様
発売年1986年
RAM64KB
VRAM128KB
FDD非搭載
拡張スロット2
漢字ROM非搭載
MSX-JE非搭載
MSX-MUSIC非搭載
その他テンキー付

いまいち不人気?サンヨーのMSX2

1986年、パナソニックFS-A1が\29,800、ソニーHB-F1が\32,800と、それまでのMSX2と比べると破格ともいえる値段で登場。
「安い機種で7〜8万」だったMSX2が一気に低価格化されました。
しかも廉価MSX2機に一部存在したVRAM64KBということもなく、フル装備の128KB。
これをきっかけに、もはやMSXで利益を出すのは難しいと判断したのか他社の撤退も始まってしまいました。

・・・いやいや、三洋電機も廉価機を投入していましたよ!
定価はHB-F1と同じく\32,800。

プレーンで安価だがジョイパッド付属のFS-A1、スピコン・連射機能搭載のHB-F1に対してWAVY23はテンキーを搭載していました。
(後にパナソニックはお値段据え置きのままモデルチェンジしたFS-A1mkIIでテンキーを搭載し、付属のジョイパッドは連射式に変更。最強ですな)

現代においてFS-A1とHB-F1はオークションでもそこそこの値段が付いているように見えますが、このWAVY23は不人気なのか、
それらより低い価格で取引されています。
手持ちの周辺機器やソフトウェアで相性がほとんど出ない扱いやすい機種なので、私はメイン機として愛用しているのですが・・・


拡張スロットは2本用意されていますが、他社のようにスロット2は背面側ではなく1/2とも直立型になっています。
リセットボタンは接触不良を起こして反応しなくなる個体が多いようですが、内部のタクトスイッチを交換する事で改善します。


カーソルキー下には右手が置けるよう、スペースが設けられています。
拡張スロットの部分もそうですが、実用のためにあえて出っ張りを設ける事がほぼ直線で
うまくまとめられたデザインのFS-A1やHB-F1と比べてスタイリッシュさを欠く要素となっています。
ところが私としては「見た目ではなく、使い勝手を優先したから、このデザインなのだな」と受け止めるので、
かえって高評価と捉えています。


私のWAVY23は初期型なので、SANYOロゴが旧ロゴです。
後期型はSANYOロゴが新しくされたのと、筐体色が青緑色に変更されています。
キータッチはパナソニック機のぐにぐに感を、もう少し柔らかくした感じ。


本体右側にはジョイスティックと、データレコーダ端子。


本体背面側はプリンタ、RGB出力、ビデオ出力、RF出力端子を装備。


本体左側は電源スイッチのみ。

尚、本体内にニッカド式のバックアップメモリ用電源を内蔵しているので乾電池ボックスは存在しません。
2016年5月21日追記:後期型にはバックアップメモリ用電源が乾電池式に変更された世代もあるようです。

入手ガイド

オークション等で捨て値で入手できるので、MSXのROMで遊べれば機種はどれでも良いという人にはぴったり。
細かな点ではA1やF1のように電源がACアダプタではないので、楽ですよ。
うーん、バブルラジカセではサンヨーびいきなので、MSXでもつい同じことをしてしまうな・・・(笑)


このスロット配列、FMPACがモニタや配線に当たらないので良いです。
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