PADIAL HARDWARE
LPE-MMC-V8/LPE-MMC-V8BKP


LPE-MMC-V8(左)/ LPE-MMC-V8BKP(右)

MSXでSDカードの読み書きが出来る!
それだけではなく、便利な機能も・・・
概要と必要環境
発売年不明
機種MSX
RAM-
VRAM-
追加される機能SDカードリーダー
MSX-DOS2カーネル
Disk BASIC 2.0
4MBマッパーRAM(LPE-MMC-V8のみ)

SDカードがMSXで使える!

MSXが現役だった頃の外部記憶装置と言えばデーターレコーダ―、FDD、後は一部のお金持ちが
HDDを装着して使用していましたが、現代のPCとデータの受け渡しをするにはFDDとHDD以外は難があり、
FDDとHDDにしても容量や取り扱いの面で快適とは言えません。
(シリアルで転送するという方法もあるにはあるけど・・・)

取り扱いの楽なデータ受け渡し手段が無いかと探していたところ、この製品を見つけました。
SDカードであれば容量、速度、メディアの保管のいずれも満足できるものです。

ラインナップは2種類

どちらもSDカードリーダーとしての機能の他、MSX-DOS2カーネルも搭載しています。
SDカードにシステムファイルをコピーすれば、SDカードからMSX-DOS2を起動できます。
無論、下位バージョンであるMSX-DOSも起動できます。
かつてアスキーから発売していたMSX-DOS2カートリッジはMSX2専用でしたが
LPE-MMC-V8/LPE-MMC-V8BKPではMSX1でもMSX-DOS2が利用できます。
(但し海外製であるためか、漢字BASICは搭載していません)

写真で見てお分かり頂ける通り、Padial氏の開発しているSDカードリーダーは2種類あります。
サイズの大きいLPE-MMC-V8には4MBのマッパーRAMを搭載しています。
MSX-DOSの利用にはRAM64KB以上、MSX-DOS2には128KB以上のRAMが必要になりますが、
それに満たない機種でも本体の不足分はマッパーRAMから割り当てられるので、
大半のMSXでMSX-DOS(2)が利用できることになります。

但しこのカードは内部でスロットを拡張しているので、増設スロットに接続した場合は
正常に機能しません。(ジャンパスイッチで4MBマッパーRAMを切り離せば動作するが・・・)
そこで増設スロットに接続し、かつマッパーRAMカードも使用したいユーザー、あるいは
HB-F900やターボRのようなメモリに余裕のある機種のユーザーはマッパーRAM無のLPE-MMC-V8BKPを使用します。

ディスクエミュレーション機能でFDDレスの運用も可能

前述の通り、SDカードでMSX-DOS(2)の起動とデータの保存が出来るし、BASICからもFDDとしてアクセスできるので、
必要なものをSDカードにコピーしてしまえば本体に実機FDDがあるかないかは関係ありません。
さらに、FDD無の機種でもカードにFDD BIOSが搭載されているので問題ありません。

ただ、残念ながらこのカードを接続してMSXを起動したときは接続されている実機FDDが
機能しなくなるので、手持ちのMSX用FDに入っているデータをSDカードにコピーする場合は
PC側(Windows等)に2DDが読み書きできるFDDが必要になります。

手持ちのMSX用FDをdskイメージに変換してSDカードにコピーし、起動するためのコマンドを入力すれば
dskイメージから起動する事も可能です。

実際に使ってみた


カードを接続し、DELキーを押しながらMSXの電源を入れるとユーティリティーが起動します。
まずはこのユーティリティーでSDカードにパーティション作成を行います。
パーティション1つあたりの容量上限は2GBです。


パーティションの作成が終わったら、PC側でSDカードにMSX-DOS(2)のシステムファイルをコピーします。
コピーの終わったSDカードを再びLPE-MMC-V8(BKP)のリーダーに挿入し起動すると、SDカードを認識した後、
FAT16を読み書きするためのパッチが組み込まれます。


MSX-DOS2が起動しました。


dskイメージで起動する場合は、DOS上から専用のユーティリティー「sdmmcep」を使用し、
下記のようにコマンドを入力し、実行するとdskイメージが読み込まれた後、自動で再起動します。
毎回コマンドを入力するのは面倒なので、バッチファイルを作成したり、ファイラーを利用すれば
便利だと思います。

sdmmcep ファイル名.dsk /b /w

※複数dskイメージを読み込むこともできます。その場合はスペースをあけてファイル名を複数入力するか、画像のようにワイルドカード指定をします。


「アレスタ2」が起動しました。ディスクを入れ替える場合はINS+SPACEキーを押すと
CAPランプが点滅するので、セットするディスクの番号を入力します。
(割り当てられる番号はsdmmcep実行時に読み込んだ順番となる)


コナミの名作を集めた「ゲームコレクション」シリーズはRAM64KBのMSX1とFDDが必要になりますが、
不足分はLPE-MMC-V8のマッパーRAMから割り当てられるので、RAM16KBのMX-10でも起動できます。
尚、読み込んだdskイメージでの起動をしない場合はSTOPキーを押しながら電源を投入、
SDカードリーダーの機能を無効化する場合はESCキーを押しながら電源を投入します。

それにしても収録されているネメシス(海外版グラディウス)が面白すぎる。
FDで使用した場合はアクセスがそれなりに発生しますが、SDカードなので無音、
FDDよりも速いので実に快適です。

動作検証結果

ごく簡単にではありますが、所有するMSXで動作検証した結果を公開します。
(随時更新、過去所有、友人所有等含む)

→調査中
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