SONY HB-F900


ソニーのフラッグシップMSX2。
ビクターのHC-95と並び、RAM256KBは8ビットパソコンとしては破格ともいえる大容量。
仕様
発売年1986年
RAM256KB
VRAM128KB
FDD搭載(2DD/2基)
拡張スロット2
漢字ROM搭載(JIS第一水準)
MSX-JE非搭載
MSX-MUSIC非搭載
その他HBI-F900とドッキングさせると
ビデオ編集システム完成!

初期MSX2の傑作機

ML-G30の項目でも触れたのですが、初期〜中期のMSX2は、安価路線の後期MSX2とは使命が異なっており、
まだ市場でMSXと共存していた事から、MSX2を高級機として売り出すために重装備な機種が多かったようです。

このHB-F900はその代表とも言える機種で、セパレートキーボード、2基のFDD、RAM256KB、漢字ROM等、
後期のMSX2ではオプション、あるいは簡素化された様々な機能を標準装備しています。

極めつけは別売りのHBI-F900「AVクリエイター」を接続するとビデオ編集(というか加工?)が行える、
AVメーカーであるソニーらしさを感じる高級機です。もはや子供のおもちゃではありません。


搭載されているFDDはミツミD357。
この頃のソニー製MSXではおなじみのドライブで、HB-F500やHB-T600の他、外付けドライブであるHBD-20Wにも
使用されていることを確認しました。
残存機のFDD故障率は高く、この個体も故障していましたが、ヤフオクでドライブ2台が出品されているのを発見。
動作未検証との事でしたが、賭けで落札したところ、幸運なことに2台とも正常動作しました。

ジョイスティック、キーボード端子の他、音量調整用のツマミも用意されています。
そうです、HB-F900は本体内にスピーカーを内蔵しています。さすが、ハイエンド機は違うぜ(笑)
ただ、入手時はボリュームのガリが酷かったので接点洗浄剤で磨いたところ改善しました。


正面左側には電源とリセットボタン、拡張スロットが配置されています。
RAM256KBを強調していますね。同世代の標準的MSX2の4倍ですからねぇ。
カシオの名機、PV-7比では何と32倍!すっげ!


背面側にはRF出力、ビデオ出力、RGB出力、プリンタ、データレコーダー端子と拡張スロット。
そしてHBI-F900接続用端子があります。アースとモニタ接続用コンセントもあります。


キーボードも入手出来ました。型式はKBD-13(B)。
HB-F900専用設計ではなく、HB-F500やHB-T600と共通です。
入手時はスペースキーが反応しなかったので、分解してキーの接点を洗浄したところ復活しました。
キータッチはなかなか良いです。

入手ガイド

オークションでの出現率は他のセパレート機よりは高めと思いますが、価格は高騰する傾向があります。
自宅近所のハードオフでもキーボード、マウス付で2万円前後で売られているのを目撃しました。
(FDD故障でこの値段・・・。)
ですが、RAM256KBと2FDDはMSX-DOS2で威力を発揮してくれるでしょうし、
何よりもソニーらしいスタイリッシュなデザインが所有欲を満たす事と思います。
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