SONY HB-F1XD


FDD搭載の廉価MSX2。同時期に販売されていたライバルのFS-A1F(Panasonic)と同じく定価は54,800円です。
この機種の後、ソニーのMSXは価格を引き下げたMSX2規格のHB-F1XDmk2と、MSX2+規格のHB-F1XDJに分岐します。
(この2機種はしばらく併売されていました。)

このHB-F1XDは私が初めて購入したパソコンです。
「MSX2専用」と記載された市販ソフトが動作する=上級機を入手出来たと思っていたので、とても嬉しかったのを覚えています。
(自分より先にMSXを購入した同級生の大半はMSX1でした。)

当時購入したHB-F1XDは既に手元にはなく、このHB-F1XDは自宅近所のハードオフで見つけたものです。
仕様
発売年1987年
RAM64KB
VRAM128KB
FDD搭載(2DD/1基)
拡張スロット2
漢字ROM非搭載
MSX-JE非搭載
MSX-MUSIC非搭載
その他スピードコントローラー、連射機能

ソニーのベストセラーMSX2

FDDレスの廉価MSX2であるHB-F1がよく売れたのか、子孫となるHB-F1IIが登場。
その上位機としてFDDを内蔵して併売されたのが、このHB-F1XDです。
筐体デザインは後に続くHB-F1XDmk2/HB-F1XDJ/HB-F1XVまでカラーリングを変更して使用されました。


スピードコントローラーと連射機能を搭載。
コントローラーを右側にスライドさせると、それぞれの機能が動作します。シューティングゲーム派には便利な装備ではあるが、
動作がスローになるスピードコントローラー機能はチートツールな気がしないわけでもない(笑)
動作時は本体右側のインジケーターが点滅します。
キータッチは、カタカタとした手ごたえで同世代のMSX2よりは間違いなく良いです。
友人の使用していたFS-A1Fは「ぐにぐに」とした手ごたえであまり好きではありませんでした。


歴代HB-F1X系列の中でも特に目立つ赤いFDD。薄型のダイレクトドライブを使用しています。
そのおかげか耐久性は良く、この個体も問題なくFDを読み込みます。
ゴワワーーっという独自の動作音が特徴的。
HB-F1XDmk2/HB-F1XDJ以降の機種はコスト削減のためかベルトドライブに変更されました。
そうそう、忘れてはいけないのがソニー製のMSXに与えられた「HITBIT」(ヒットビット)というサブネーム。
MSX連合の中でもソニー機は常にシェア上位と言う形で、込められた願いは達成できたと思います。


ジョイスティック端子はFDD下。


背面側に映像出力としてRGB出力、コンポジット出力、RF出力を用意。
プリンタ端子、データレコーダー端子もこちらに。


拡張スロットは上面、背面の2スロット。
電源スイッチとアース端子もあります。


バックアップメモリ用電源は乾電池(単3×2本)

入手ガイド


それまでのFDD搭載MSX2と比べて漢字ROMやメモリ容量等の装備が簡素化された面もあるものの、
一気に低価格化された影響でよく売れたのでしょうか、残存数は多く見かける機会は多いです。


ライバルのFS-A1FはJIS第1水準の漢字ROMを搭載していますが、本機ではオプションなので、
MSX2+登場以降増えた要漢字ROMなソフトは文字表示できないのでご注意ください。
(HBI-J1やMSX-Write等のMSX2用漢字ROMカートリッジを接続すれば漢字表示できます)

ダイレクトドライブのFDDは耐久性が高いのか、私が所有しているこのHB-F1XDはノーメンテでも
FDDが正常動作しました。
これは入手後の事を考えると、高ポイントですね。

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