National FS-4600F


プリンタ内蔵のワープロ特化型MSX2。
これ1台でワープロ、ゲーム、プログラミングが楽しめます。
仕様
発売年1986年
RAM128KB
VRAM128KB
FDD搭載(2DD/1基)
拡張スロット2
漢字ROM搭載(JIS第一水準/第二水準)
MSX-JE搭載
MSX-MUSIC非搭載
その他プリンタ、ワープロソフト内蔵

ワープロ・パソコン

National(現:Panasonic)のMSXは同社のワープロ部門が開発していた影響か、プリンタ内蔵型MSXが販売されていました。
(MSX2+以降の機種もプリンタこそ内蔵していませんが、FS-A1FXを除きワープロソフトを搭載しています。)
このFS-4600Fは、同社のワープロパソコンシリーズの中では、装備が最も充実している機種です。


内蔵された熱転写プリンタ。
左上には紙押さえ用のレバーや印字可ランプ、プリンタリセットボタンが装備されています。
インクリボン交換のためカバーが外れるようになっています。
キーの上には内蔵ワープロソフト使用時のキーアサインがプリントされたラベルが貼られています。
2基の拡張スロットもこちらに。


カバーを外してみるとヘッドがお目見え。
電源投入後やリセット時に毎回イニシャライズ処理をして動作音がギリギリとうるさいので、
電気的な切り離しが出来るスイッチがあれば良いのだが。


純正リボンカセット。
私は黒リボンしか所有していませんが、カラーリボンもあるようです。
松下製MSX用プリンタの他、同社やサンヨー製のワープロ専用機等と共通部品のようです。


折り畳み式の用紙サポートも搭載。


本体右側側面にはジョイスティックポート、リセットボタン、FDD、紙送りノブ。
でかいです。奥行きの長さがお分かり頂けるでしょうか?

FDDはソニーの初期MSX2で見かけるミツミD357を1基搭載。
ダイレクトドライブなので駆動系は耐久性があるですが、残存機はヘッドが読み込み不良を起こしているケースが多いです。
この個体も入手時はFDD読み込み不良でしたが、苦労して修理しました。


左側側面には印字濃度調整用のツマミが用意されています。
貧乏学生だった頃は、熱転写プリンタにこの手のツマミがあると、やや薄めに調整してインクリボンの寿命を
少しでも伸ばそうとしていたっけ(笑)


背面側には映像出力としてRGB出力、コンポジット出力、RF出力を用意。
プリンタを内蔵していますが、外付け用の端子も用意されています。
データレコーダー端子、動作設定用のディップスイッチもこちら。


ディップスイッチ設定項目。
かな配列の設定が切り替えられるのが珍しいですね。
※他のMSXでもソフトウェア的に切り替える事は可能です。


バックアップメモリ用電源は乾電池(単3×2本)

入手ガイド

ワープロ用途に特化しているため、他のMSX2ではオプションである事が珍しくなかった漢字ROM(JIS第一水準、第二水準)や
MSX-JE(今でいうところのIM)、FDDを標準装備しており、RAMも128KB搭載しているので、MSXとして見れば
同じNational製で上位機種の高級MSX2、FS-5000やFS-5500よりも豪華とも言える装備でした。
(拡張性はFS-5500の方が優れており、付加価値としてビデオ編集機能を搭載していた記憶があります。)
とにかく大きく、重いMSX2です。
プリンタ一体型ならではの利便性は配線が不要な事以外無いので、今となってはマニアのコレクション用でしょうか。
(今、画面に映っているものを印刷できるハードコピー機能とか出来ればなぁ)
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