YAMAHA CX7M/128


楽器メーカーのヤマハが作ったMSX2です。
こちらの記事によると、ヤマハのMSXはYISシリーズが家電量販店向け、
CXシリーズが楽器店向けのシリーズとして開発されたそうです。

確かにヤマハのサイトを見ると、「楽器」あるいは「音楽制作ツール」として扱われている事がわかります。
仕様
発売年1985年
RAM128KB
VRAM128KB
FDD非搭載
拡張スロット2
漢字ROM非搭載
MSX-JE非搭載
MSX-MUSIC非搭載
その他 音源用にサイドスロットを用意
特殊ROMパッケージ用にビルトインプログラムソケットを用意

見た目は「ちょっと大人向けデザインのMSX2」ですが・・・
それだけではない。


大抵の機種では「PERSONAL COMPUTER」や「HOME COMPUTER」と記載されている事が
多いのですが、この機種は「MUSIC COMPUTER」となっています。
CX7Mのロゴは、当時のヤマハのシンセサイザーと同じフォントが使用されているらしいですね。


2本の拡張スロットは、私の好きな直立型です。


キーボードは初期MSXに多い、50音配列。
タッチはA1系の機種をもう少し重くしたような感じでしょうか。
グラフィック文字がプリントされていないので、BASICでプログラムを書くときにチト不便。
ミュージシャンはそんなもの必要ないから?と思いましたが、兄弟機のYIS604/128も同様みたいです。


本体右側にはジョイスティック端子。


本体背面側にはリセットボタン、プリンタ端子、カセット端子、RGB、コンポジット出力、RF出力。


そしてこちらがこの機種がヤマハ製たる最大の特徴、サイドスロット。
CX7M/128ではFMシンセサイザーユニット「SFG-05」が標準で装着されています。
が、しかし、後にアダプターが開発されて他社製MSXでもサイドスロット用の機器が使用できるようになったという。

電源スイッチもこちら側。


前面には「ビルトインプログラムソケット」なる端子があります。
詳しくはわかりませんが、ここにヤマハ独自のROMパッケージを装着できたようです。
兄弟機のYIS604/128ではここに装着するROMパッケージとして「パソコン独習ソフト」なるものが付属していたそうです。


裏側をご覧頂きましょう。
サイドスロットには前述の「SFG-05」が装着されています。
バックアップメモリ用の乾電池もここにあり、単3を2本使用します。
構面には折りたたみ式の脚があり、これを開くことで後ろ側が15ミリほど持ち上がり、
奥側にあるキーが若干タイピングしやすくなります。

キーボードを繋いでみた


キーボードも入手したので、接続してみます。


コネクタをSFG-05に接続します。


BASIC画面でcall musicと入力するとシステムが起動します。

入手ガイド


兄弟機のYIS604/128は中古市場でたまに見かけますが、この機種は販路が楽器店だった事もあり
目にする機会は非常に少ないです。
YIS604もそうなのですがたまにあっても、なぜかキーがいくつか無くなっている個体が多いのが謎です。

MSX2として見るとヤマハ独自の楽器としての拡張機能を使用しない場合は、
FDDや漢字ROMを搭載していないので使い勝手は初代A1や初代F1等の廉価MSX2と大差はありません。
しいて言えば、メインメモリを128KB搭載しているので、FDDを装着すれば
MSX-DOSでRAMディスクとして利用できたり、増設メモリなしでMSX-DOS2が動作しますが。

デザインはどことなくヨーロッパ風で私はかなり気に入っています。

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